2011年トペリウス賞、アーヴィド・リーデッケン賞受賞作発表

2011年1月14日、トペリウス賞およびアーヴィド・リーデッケン賞の受賞作が発表されました。2010年に出版された作品が対象です。

トペリウス賞(Topelius-palkinto)
受賞作
Piruettiystävyys
Kirsti Kuronen 作
Karisto 2010
出版社による紹介ページは こちら (フィンランド語、書影あり)
14歳の少女 Elli は、趣味のバレエでも、学校でも、完璧になりたくて必死。友だちの Doris はきれいで何でもできて、あんなふうにならなくてはと自分を追い詰めてばかりだ。だが、Elli は次第に自分の生き方に疑問を抱き始める。そんなとき、となりのクラスの男の子と知り合って……。

アーヴィド・リーデッケン賞(Arvid Lydecken -palkinto)
受賞作
Väläys pimeässä. Louis Braille ja pistekirjoituksen tarina
Maijaliisa Dieckmann 作
Avain 2010
出版社による紹介ページは こちら (フィンランド語、書影あり)
点字を考案した19世紀のフランス人ルイ・ブライユ(彼自身も目が不自由だった)の一生を紹介するノンフィクションと、現代のフィンランドで点字を使っている少年の物語とが、平行して進んでいく作品。アルファベットと点字の対応表が入っている。裏表紙には書名が点字で記されていて、それが浮き上がっており、手で触れて点字の感触を体験することができる。

受賞作以外の候補作は次のとおり。
トペリウス賞
Vaihtoaskelia
Marika Laijärvi 作 (WSOY 2010)

Aleksandra Suuri
Laura Lähteenmäki 作 (WSOY 2010)
2010年フィンランディア・ジュニア賞候補作にも選ばれた

Jäämeri, jäähyväiset ja minä
Terhi Rannela 作 (Otava 2010)

Veera tiellä
Leena Valmu 作 (WSOY 2010)

アーヴィド・リーデッケン賞
Tuukka-Omar
Niina Hakalahti 作 (Tammi 2010 読み物、挿絵は Jukka Lemmetty)

FC Tytsyt
Anneli Kanto 作 (Karisto 2010)

Roolipeliä
Katariina Romppainen 作 (Otava 2010)

Ylipainoinen yksisarvinen ja muita kertomuksia
Myry Voipio 作 (Lasten keskus 2010, 読み物、挿絵は Christel Rönns クリステル・レンス)

参考:
主催者ウェブサイト

トペリウス賞についてくわしくはこちら

アーヴィド・リーデッケン賞についてくわしくはこちら

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2010年フィンランディア・ジュニア賞受賞作発表

2010年11月25日、フィンランディア・ジュニア賞の受賞作が発表されました。

タイトル Me Rosvolat
Siri Kolu作
(挿絵 Tuuli Juusela)
Otava 2010
ISBN: 978-951-1-24393-9
222ページ
書影と英語による作品紹介はこちら(Otavaのサイト内)
泥棒の一家と過ごすことになった少女の夏休みの物語。映画化予定あり。

参考:
★受賞作を含む全候補作を英語で紹介したページはこちら(FILIのサイト内)

公式ウェブサイト

★この賞について詳しくはこちら

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2010年フィンランディア・ジュニア賞候補作発表(追記あり)

2010年11月9日、フィンランディア・ジュニア賞の候補作が発表されました。今回の候補は以下の6作。受賞作の発表は11月25日の予定。

★追記:全候補作を英語で紹介したページはこちら(FILIのサイト内)

タイトル Maalla
Tapani Bagge作
(Hannamari Ruohonen挿絵)
Tammi 2010
ISBN: 978-951-31-4748-8
64ページ
書影はこちら(Tammiのサイト内)
少女Kaisaを主人公としたシリーズの6作目。シリーズ3作目の "Kylässä" は2005年のアーヴィド・リーデッケン賞を受賞。このシリーズは、自分で本を読み始めたばかりの子どもを対象としたやさしい読み物のレーベル Keltanokka に入っている。

タイトル Me Rosvolat
Siri Kolu作
(挿絵 Tuuli Juusela)
Otava 2010
ISBN: 978-951-1-24393-9
222ページ
書影と英語による作品紹介はこちら(Otavaのサイト内)
泥棒の一家と過ごすことになった少女の夏休みの物語。映画化予定あり。

タイトル Aleksandra Suuri
Laura Lähteenmäki作
WSOY 2010
ISBN 9789510365229
180ページ
書影はこちら(WSOYのサイト内)
16歳の少女が主人公のYA作品。作者は前作 "Marenkikeiju" で2007年アーヴィド・リーデッケン賞を受賞。

タイトル Hulda kulta, luetaan iltasatu!
Markus Majaluoma (マルクス・マヤルオマ)文・絵
WSOY 2010
ISBN 9789510362846
24ページ
書影はこちら(WSOYのサイト内)
赤ちゃんのHuldaちゃんとパパのJalmariを主人公とした絵本シリーズの3作目。マルクス・マヤルオマの絵は『ミラクル・ボーイ』(ウルフ・スタルク作/菱木晃子訳/ほるぷ出版)で日本に紹介されている。

タイトル Konrad och Kornelia(スウェーデン語作品)
Katarina von Numers-Ekman文
Christel Rönns(クリステル・レンス)絵
Schildts 2010
ISBN 978-951-50-1967-7
フィンランド語版タイトル Konrad ja Kornelia (こちらも Shildts から出版)
書影はこちら
クリステル・レンスの絵は『赤いぼうしのタルレーナ』『出ておいで森のようせい』(いずれもエイナ・カルヤライネン作/稲垣美晴訳/学習研究社)で日本に紹介されている。

タイトル Jellona Suuri
Anne Vasko文・絵
WSOY 2010
ISBN: 978-951-0-36713-1
38ページ
書影はこちら
コラージュが楽しい絵本。

参考:
公式ウェブサイト

この賞について詳しくはこちら

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ヴァルカウスこどもリーダーズ賞2010発表

2010年6月16日、ヴァルカウスこどもリーダーズ賞(Lasten LukuVarkaus)受賞作が発表されました。

受賞作
"Tuomas Karhumieli"
Ritva Toivola作
Tammi 2009
260ページ
出版社 Tammi の作品紹介ページはこちら (書影あり、フィンランド語)

フィンランドのさまざまな民間伝承を巧みにストーリーに織り込んだファンタジー作品。舞台は、人々の移動手段が徒歩や馬車だった時代のフィンランド。はるか昔に世を去った魔女が残した、魔力を持つクマの毛皮があった。宿屋で馬の世話をして働く少年 Tuomas がその毛皮を身にまとったとき、おそろしいことが起きてしまう。

作者 Ritva Toivola は1974年のデビュー以来、30作を超える子ども向け・YA向けの作品を発表し、国内の児童文学賞の受賞歴も多い実力派。邦訳はまだない。

この賞についてはこちら
2010年の候補作についてはこちら(以前の記事)
主催者公式サイトはこちら

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2010年こどもの本のフクロウ賞受賞作発表

4月24日、2010年の本のフクロウ賞(こどもの本のフクロウ賞)受賞作が発表された。
(この賞については 以前の記事 をどうぞ)

★受賞作★
"Matti ja krokotiili"
Hannu Taina(ハンヌ・タイナ)文・絵
Otava 1992

受賞作は、幼い少年 Matti と彼の親友であるおもちゃのワニとの日常を描いたもの。ハンヌ・タイナはさまざまな作家の作品に多くの挿絵を描いているが、本作は文・絵ともにタイナ自身が手がけた初めての絵本。Matti を主人公とした作品はこのあと3作出ている。

ハンヌ・タイナは1941年ヘルシンキ生まれ。フィンランドの優れた児童書挿絵に贈られるルドルフ・コイヴ賞をこれまでに3回受賞。また1987年にブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)グランプリを受賞するなど、国内外で高く評価されている画家である。フィンランドでは、Elina Karjalainen による読み物 "Uppo-Nalle" シリーズ(未訳)の挿絵で特に有名。

タイナの作品のなかでは、BIBグランプリ受賞作『ちいさなおうさま』(ライヤ・シエッキネン文/さかいれいこ訳/冨山房/1989)、クリスマスを題材にした『ひとりぼっちのちいさなエルフ』(インケリ・カルヴォネン文/つのぶえだん訳/新教出版社/2009)が日本にも紹介されている。

受賞作以外の候補作(3作)は次のとおり。(出版社名の後の年号は最初の出版年)

"Tyttö, joka muuttui kultaiseksi koskeloksi"
Annukka Aikio, Samuli Aikio文/Mika Launis 絵
WSOY 1982

"Metsähiiren tanssi"
Pirkko-Liisa Surojegin(ピルッコ・リーサ・スロイェギン)文・絵
Tammi 1990

"Jere löytää häntänsä"
Katriina Viljamaa-Rissanen文・絵
Weilin+Göös 1974

主催者公式ウェブサイトは こちら

参考サイトはこちら(フィンランド語、受賞作を含むすべての候補作の書影あり)

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